注文住宅を建てることになった場合、気を付けたいことがいくつかあります。家の中心となるLDKの詳細を決める時、雑誌にも掲載されているような吹き抜けをイメージして設計する人がとても多いのですが、吹き抜けにすると暖房効率が悪くなりますので寒い地域には向きません。また大きな部屋の場合には元々暖房がききにくいので、冬場は非常に寒い思いをするかもしれません。光熱費が高額になって負担が大きすぎるということにならないように、本当に吹き抜けにすべきなのかを今一度考えることが大切です。

お子さんのいるご家庭では、注文住宅でスタイリッシュな家づくりをしたいと考えていても、実際に使ってみると生活感が出てしまって想像していたのとは違うと感じることも多いようです。特にアイランドキッチンを選ぶようなご家庭では注文住宅にスタイリッシュな雰囲気を求めて決めるのですが、子供が小さいうちはあまり理想的な使い方はできないことを念頭に置いて、実用に見合った設計にしなければなりません。間取りでは、子供の数だけ部屋を用意していてすぐに不要になったり、反対に部屋が足りなくなることもあります。現状だけを見て部屋の間取りを決めてしまうのはリスクがあり、将来的に家族構成が変わっても臨機応変に対応できるような形にしておくのがベストです。

万が一子供の数が多くてもすべてを壁で区切るのではなく、うまく仕切り等を活用しながら状況に合わせて変えられるようにしましょう。