注文住宅を建てるなら、住宅メーカーや工務店などに出向いて、あれこれと相談することになるでしょうが、まずは自分自身で考えたり、家族と相談して、どのような家にするのか、家に欲しいものは何なのかを、ある程度構想しておくとスムーズです。意外にも、注文住宅を建てた経験のある人から聞かれる意見に、間取りや設備に後悔したといったものがあります。このような失敗が起こるのは、家を建てる前にしっかりと構想をしなかった証拠です。一度建ててしまうとやり直しがしにくい、高価な買い物ですので、焦ることなくじっくりと考えたり、話し合いをしましょう。

また、注文住宅を建てる時には将来のことも考慮してつくらなければなりません。長く住み続ける家ですので、子供が生まれて家族が増える可能性がありますし、子供が独立すれば、空き部屋が増えることにもなります。年齢を重ねれば、足腰が弱って段差が多い室内は、移動がし辛くなります。トイレやお風呂場などに、捕まる場所があれば便利です。

ペットを飼う予定があるのなら、その分のスペースを確保しなければなりません。頭の中だけで構想を練るのは難しいものがありますので、まずはノートなどに書き出してみることをおすすめします。これなら時間が経過しても忘れません。思いついた時には、すぐにノートに記述しておくとよいでしょう。

その中から優先順位を決め、実際に住宅メーカーなどに赴いた時に相談をすれば、予算に合わせた注文住宅を提案してくれます。